本日はトヨタ アクアのお客様にご来店いただきました。
ハイブリッド車の多くは電動式コンプレッサーを採用しており、アクアもPOEオイルという絶縁性の高いオイルを使用します。ガスは一般的なR-134aで、規定量は【420g】です。
ボンネットを開けると、エアコンガス、オイルの種類、規定量の表示があります。 こちらのお車は、走行距離が約8万キロです。
施工結果は、規定量【420g】に対し、回収量が【310g】でした。
POEオイル用のSUNOCO AC EFFECTER【30g】を添加し、再生ガス【390g】と合わせて規定量の【420g】をキッチリ充填しました。
施工前の圧力チェックでは、吹き出し口温度が【12℃】と十分に冷えていましたが、施工後は【10℃】まで下がりました!
ガス不足の影響が分かりにくいハイブリッド車ですが、110gの追加充填とスノコ添加剤の効果が見える結果となりました。 電動式コンプレッサーの場合は、エンジンの回転数に影響を受けないので、ベルト駆動式と比べるとガス量低下の影響が出難いです。 それならガスが減っても効くから問題ないと思うかもしれませんが、ガス量減少に気付きにくいが故に、最悪の場合コンプレッサーが高回転で回り続けて破損してしまい、高い修理費用がかかってしまいます。 ガスが減っても冷える電動式コンプレッサーの長所であり、致命的な短所でもあるわけです。
そういった理由もあり、ハイブリッド車でも定期的なメンテナンスをお勧めします。
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